神戸シーバスの制服がリニューアルされたのは2010年のことでした。
当時、制服への特別なこだわりはありませんでした。
しかし、私たちは「本物」を追求していくべきだと思い至りました。
船乗りの制服であれば、
機能性と快適性を追求した「本物のセーラー服」であるべきだと。
その考えのもと、様々な困難を乗り越え、
リニューアルは成し遂げられました。
本来、セーラー服は非常に理にかなったものです。
セーラーカラーをたてればデッキの上で上官の声を聞きやすくでき、
三角カラーとマリンパンツは海に落ちたとき直ぐに脱げ、
スカーフは止血に、セーラー帽はつばを下げれば雨よけに。
現在の制服にはそれらのエッセンスが詰め込まれています。
またリニューアルを進めるにあたり
セーラー服の真髄である機能性を再認識し、
「故きを温め新しきを知る」ことの必要性にたどり着きました。
それは「神戸ポートルネッサンス」のはじまりでもあります。
セーラーマンで溢れかえる、かつての神戸港への憧憬…。
130年神戸港に携わってきた私たちが、船乗りの息吹を後世に伝えていく。
そんな想いが、神戸シーバスの制服には込められています。
2017年1月1日 開港150年を迎える神戸港。
ラグビーやゴルフ、洋菓子など、あらゆる舶来文化の入口・発祥の地として知られています。
1867年の開港は、それ以来神戸の文化や経済発展の大きな原動力となり、
かつては「東洋の真珠」と謳われるほどの活況を呈していました。
海と山が織りなす1000万ドルの夜景。海から、また船から仰ぐ 神戸の山並み。日本一の酒どころと呼ばれる灘五郷。
これら神戸港の資源を再発信していくことを柱に、「神戸ポートルネッサンス」をスローガンに掲げて、
神戸シーバスは地域社会への貢献活動を行ってまいりました。
人と人を繋ぎ文化を発信していく港として
より一層の経済発展を願い、私たちは今後も前進してまいります。
※舵輪の赤いN(ノース)マークは、開港150周年を迎える神戸港の指標となることを願って。
「神戸ポートルネッサンス」のシンボルマークに込められた想いです。
神戸シーバスのプライベートブランド「神戸シーバス クルーズコレクション」では
このシンボルマークがあしらわれたグッズを展開しています。